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2014.02.03

試作品相談、ものづくりの先輩が事業化助言

 定年起業して、“ものづくり”をしたいという方も多いようです。とても素晴らしいことですね。しかし、何か面白いアイデアがあったとしても、ニーズがあるのか、ターゲットは誰かなど事業化の計画を練らなくてはいけません。

 事業化については、わたしたちもお手伝いできますが、みなさんが悩むのは、試作品を作ったり試作前の段階で相談相手になってくれる工場を知らないということです。これはやはり、設備や技術がそろっているところでないと対応できません。

 日本には高い技術と融通の利く工場を持った会社がたくさんありますが、起業者の相談に乗ってくれたり、小ロットでの製作をしてくれる工場を探すとなると大変です。

 そこで今回は、工場を持ち、ものづくりのアドバイス、サポートを行ってくれる会社をご紹介します。

 株式会社三陽プレシジョン(http://www.sanyoprecision.co.jp/、小島裕司代表取締役)は、ダイカスト鋳造や樹脂の射出成型が中心事業ですが、自社でもいろいろなアイデア商品を世に出しています。

 「弊社で開発したアイデア商品は、テレビショッピングなどでも紹介されています。そういった経験を踏まえて、事業化を見据えたアドバイスをいたします。アイデアはあるけれど、どんなルートで進めばいいのかわからない方も気軽に相談してほしいですね」と小島さんは言います。

 株式会社三栄社(http://www.saneisya.jp/、増田勲治代表取締役)は鋳造から精密機械加工、表面処理まで、一貫した事業を営んでいます。

 「自動車部品、空圧部品が主ですが、時流をとらえた旬の製品作りもサポートしています。小ロットの発注の相談も受けています」(増田さん)

 小島さんと増田さんはともに59歳。定年起業の検討者とほぼ同世代なので相談しやすいかもしれません。ものづくりにチャレンジしたい人は、ぜひ覚えておきましょう。(取材・構成 藤木俊明)