起業に関するお悩みや疑問を各分野のプロフェッショナルがサポート!ぜひ起業相談サロンにご相談下さい!

2014.10.06

【定年起業への挑戦】参加費と開催経費トントンに人脈や知識広がり蓄積される 勉強会の幹事

 わたしは起業前にいろいろな勉強会やセミナーに参加し、得るものも多かったのですが、参加費はどうしてもかさみました。そこで提案です。自分が幹事になってセミナーや勉強会を開催し、参加費を徴収して講師料や会場費を支払い収支トントンにする、できれば多少の収益を得るという副業にチャレンジしてはいかがでしょうか?

 収益はそれほど望めないので、副業と言えるか微妙ですが、収支トントンなら、自分に人脈や知識が蓄積される分、定年起業のプラスになると思います。収益が出ればさらにいいですね。

 自分が聞きたいテーマの講師に声をかけて、会場を借ります。講師料も、「個人の勉強会なのであまり支払えないのですが」と相談すると、著名な先生でもないかぎりは、相談に乗ってくれることも少なくありません。ただし、あまり人が集まらないと大きな赤字になりますし、講師にも申し訳ない結果になりますので、その点は注意しましょう。

 幹事の立場になると、講師と親しくなれ、人脈が広がります。参加者が増えてくると、新しい人的ネットワークも形成されます。

 セミナーや勉強会で人を集めるには、やはりホームページなどの自分のメディアを持つことが大切です。ツイッターやフェイスブックなどのソーシャルメディアも活用すべきでしょう。フェイスブックでは、自分でイベントを作成して、ネット上の友人に告知でき、さらに参加・不参加の希望をとることもできます。

 意外とやっかいなのが、申し込みの受け付けや参加費の徴収、参加者名簿の作成です。これについては、リクルート社のATTEND(https://atnd.org/)のような参加申し込みや参加者管理を代行してくれるサービスがありますので検討してみましょう。

 とくに、定年起業で講師業などを考えている人は、勉強会の開催を通じて、講師の話や参加者の様子を客観的につかめますので、「話すコツ」や「人を集めるコツ」などが学べるかもしれません。 (取材・構成:藤木俊明)