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2016.12.19

【定年起業への挑戦】参考になる「CtoC」ビジネス 副業解禁も“やりづらい”を解消

 企業の副業解禁が話題になっていますが、まだ多くの会社では副業を許可していない、あるいは就業規則上許可されていても実際にはやりづらいという状況でしょう。定年起業を考える人にとって、副業は自力でお金を稼ぐいいトレーニングだと思うのですが、現在の仕事に差し障りがあってはよくないですよね。

 比較的差し障りがないと思われる副業スタイルは、以前ご紹介した「シェアリング」。あまり使っていないモノを誰かに貸し出して現金を得ることです。使わない駐車場、空き部屋などを仲立ちしてくれるサービスプラットホームに登録し、集金なども代行してもらうシステムです。

 たとえば、自家用車にあまり乗る機会がない人は、維持費がもったいないですよね。今、カーシェアリングが脚光を浴びていますが、さらに新しいサービスとして「個人間カーシェアリング」がスタートしています。

 これは自分の車を貸してもいい人が、レンタル料や時間帯の条件をサービスプラットホームに登録し、借りたい人とのマッチングを行うサービスです。マッチングしたら対面で貸し出し、利用後にサービスプラットホーム側が手数料を差し引いて振り込んでくれます。

 「自家用車レンタル」でネット検索すると「Anyca(エニカ)」「カフォレ」などのサービスが出てきます。こうした個人間の取引はCtoCと呼ばれ、インターネットやスマートフォンの登場で注目されているビジネスです。定年起業のビジネスモデルの参考にもしたいですね。 (取材・構成 藤木俊明)