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2016.08.19

【定年起業 私の事業計画書】お洒落×健康に歳を重ねる(前編)

元健保事務長の経験を生かし福祉分野で起業準備

 
株式会社輝きLAND代表取締役佐藤美由紀氏(52歳)=写真= は主に金融機関でビジネス経験を積み2013年に独立、「かがやきcafé」(http://www.kagayaki-cafe.net/)で「着脱しやすい洋服」などの通販ショップと「ブティック紹介」の事業を展開している。また、福祉に関するカウンセラー(手話・筆談にも対応)としても活動している。


 私は金融機関に長く勤務していましたが、自分の両親は起業家でした。そもそも福祉に興味があったのですが、銀行のOB向け健保事業に携わる事になり、高齢者とのやり取りが増えました。その後事務長を勤める事になり、社員・ご家族の方からの相談業務が増え、いつか福祉の分野で自分も起業したいと言う気持ちになったのです。
嫁ぎ先の義母は50歳になったら自分のお店で福祉業務を展開したいと語っていたほど、女性が働く事に前向きな方でした。しかし義母は、病に倒れて天に召されてしまいました。せめて私が50歳になったらと起業し、設立日は義母の命日12月24日としたのです。
高齢者や体の不自由な方と話していると、洋服を着たり脱いだりするのが大変だと言う声が多いのです。そういった用途の洋服はあまり種類が豊富ではありません。そこで、高齢者や体の不自由な方向けに、着脱がしやすく、しかもお洒落なファッションを提案する事業を考えました。弊社のサイトではそんな洋服や健康×予防グッズを販売し、ブティックも紹介しています。
また、社会福祉士や産業カウンセラーなど取得した資格を生かし、福祉全般の相談を受け付けるカウンセラー事業も同時にスタートしました。創業融資も受けられる事になり、私の事業計画では、これらの事業で月売上100万円、利益50万円をめざす事にしました。しかし、思わぬ事が起きました。身内が病に倒れてしまうのです。

「起業時期とご家族の入院が重なってしまった佐藤氏の苦闘を後編に伺う。(藤木俊明)


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企画協力・銀座セカンドライフ
「定年起業」を支援する会社。主催する起業セミナーや交流会は年間100回を超え、起業相談は毎月150件で延べ7000件を超える。銀座・八重洲・新宿・池袋・横浜などにレンタルオフィス「アントレサロン」を計8店舗運営中。問い合わせはフリーダイヤル0120・08・4105