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2016.07.08

【定年起業 私の事業計画書】冒険と挑戦の小規模商社(前編)

リーマンショックを乗り越えて

 
愛知県岡崎市に本社を置いて活動する天野正己(あまの・まさみ)氏(63)=写真=は、50代の時、大手電機メーカーの早期退職募集に応じて起業する道を選んだ。「人生とは冒険と挑戦」とホームページに謳う天野氏にその事業計画を語ってもらう。 


 2004年に有限会社メディオディアを設立して、しばらくは縁のある台湾新竹市のメーカーの技術顧問をしていました。しかし、それだけでは限界があると感じて、2007年より商社として台湾からの工業製品を輸入し、販売する事業をスタートしました。さらに、電子黒板などのIT教育機器の輸入販売も始めたのです。IT教育については、日本はかなり遅れていたのですよ。
順調に推移していた事業ですが、2008年のリーマンショックの影響を大きく受けてしまいます。これが痛かった。大きな損をかぶってしまいました。
その後、何年かかけてその損を取り戻し、2014年に有限会社記念日に社名変更しました。メディオディアと言う社名は伝わりにくいと聞かされたのです。
台湾はもちろん、無名の才能あるクリエイターがデザインした、中には芸術に近いような工業製品が世界には数多くあります。そう言ったものを探し紹介しています。こういったデザイン価値の高い製品は、とくにIT業界、都市部の人たちに多く求められています。この物販での販売目標は年間5千万~1億円を見込んでいます。
さらに、パートナーの役員が音楽系の仕事出身者であり、製品だけでなく、様々な才能あるアーティストの活動を支援する事業を昨年始めました。今後どうなるかはわかりませんが、やっていて楽しい事業ですね。
今後もデザイン工業製品などの販売は続けていきますが、もうひとつ新しいことを始めています。次の超大国と言われる国での展開なのです。

天野氏が考えている新しい事業とは次の超大国と言われる国インドでの展開とのことだ。後編に詳しく伺うことにする。(藤木俊明)


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企画協力・銀座セカンドライフ

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